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二度漬け禁止

俄然イカリ派。主に趣味の話(たぶん8割アイドル)のブログです。

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俺のTIF2016

idol live

今年も行ってきたよ、TOKYO IDOL FESTIVAL 2016!
今年はいろいろ予定が入っていたのと体調もよくなかったので1日だけ参加してきた。
1日だけ行くの、もったいないかな〜とかギリギリまで悩んでたんですけど、参加することに意味がある!と思い、とりま参加してきたので記録します。


リリスク→GEM→風男塾→さくら学院→夢アド→Negicco→欅坂46→あゆくま→ベビレ→アプガ


今年はちょっとネガティヴな意味でいろいろ語りたいことが出てきてしまったんだが、とりあえずでこの辺で。
明日になってももやもやしてたら後日エントリにまとめるかもしれない。


【ネタバレあり】Perfume幕張メッセ公演を観た 6th Tour 2016 「COSMIC EXPLORER」

Perfume live idol

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Perfume本日アリーナツアー開始、イメージビジュアルを公開 - 音楽ナタリー

Perfume 6th Tour 2016 「COSMIC EXPLORER」の幕張メッセ公演に二日間参加してきました。
公式からのネタバレ禁止令が出ている手前、SNSで感想を書くのははばかられるので、以下ネタバレOK!どんと来いな人だけお読みください。
あと、今回はライブの感想というよりは、それ以外で気になってしまったモヤモヤがメインです。そこんとこ覚悟してよろしくだよ。

↓↓↓↓↓↓





幕張メッセ公演には木曜日と土曜日に参加してきました。
木曜日はまさかのステージ前Fブロック。圧縮もなく、かなり楽に至近距離で彼女たちを観ることができました。こんなのいつぶりだろう!
土曜日はルーレットでまさかの「Party Maker」「チョコレイト・ディスコ」「エレクトロ・ワールド」のブチ上げ三連発。引き当てた瞬間の「キタ━(゚∀゚)━!」という喜びと「え...死ぬのでは??」みたいな動揺が入り混じった観客のリアクションが最高だった。まあ曲がかかると飛びまくるしかないんだけどな!!!


ライブは文句のつけようがないくらい安定して楽しかったのだけれど、ライブの内容以外で、私には気になったことが2つありました。

ネタバレ禁止令はいつまで続くのか?

今回のツアーでは「インターネット上でライブに関する言及は控えて欲しい」と公式からのお達しが出ています。

このネタバレ禁止令、ツアーを重ねるたびにファン同志での自粛ムードがかなり強くなってきている気がします。
そもそもこの禁止令っていつから言い始めたんだっけな~と調べてみたら、すでにJPNツアーの時には公式ページにも書いてあったんですね。
あくまで「後でライブに参加する人の楽しみを奪ってしまわないように」という配慮が目的だと思うのですが、最近ではPerfumeの発言をまとめているTwitterのbotにでさえ「ネタバレだ!」と避難する声まで出ていました。
MCなんてその場限りの、唯一無二のものですし、後でライブに参加する人が読んでも楽しみが減るものではないのに。
わざわざあ~ちゃんが「ネタバレ禁止も、MCはOKだよ!」とライブ中にフォローするほど、ファン同志のネットコミュニティでは、行き過ぎた自粛ムードが出てきてしまっているように感じます。

セトリにも言及できないおかげで、ライブが終わっても
「あ〜ちゃんが美人だった」
「かしゆかかわいかった」
「かしゆかをゆかたん呼ばわりしてターンさせるのっちがキモかった」
「のっちのケツが見放題のポジションだった」
「のちけつやばい」
みたいな浅い感想戦しかSNS上ではできない!!

そもそも、SNSでライブについて書くのを止める権利なんて、主催者側が持ち合わせている訳がないのに、それを強いるのはもはや無理がある。

Perfumeのライブはよくカツ丼に例えられます。(注:MCが長くなりすぎて3時間半にも及ぶ長丁場のライブでアミューズ大里会長から「お前らは客にカツ丼二杯食わす気か」と怒られたことから)

客がカツ丼を食べた後に、それが「どのようにうまいカツ丼だったか」をネット上に書くな、なんて店側が主張することではない。
「味や原産地に関するツイートは禁止ね。あ、丼の外見までだったらいいよ」
なんて言われたら、明らかに過度な要求ではないですか。
純粋にその場で楽しむだけでなく、参加した後にそれを個々のコミュニティでわいわい反芻・拡散することまで含めて、今や「ライブの愉しみ」だと思うんですよ。
ネタバレで楽しみが損なわれることには配慮するのに、なんでその愉しみを奪うことには考えが及ばないんだろう?
だいたいセトリやセットの内容が事前にわかったくらいで楽しみが減るようなライブしてないじゃんアンタ達!!と少し歯がゆい気持ちです。


MSGは「休止前の一区切り」になるのか?

幕張公演では、木曜日も金曜日もマディソン・スクエア・ガーデンでのライブについての言及がありました。

「MSGで2daysライブをやります」
「大里会長から夢を託されたから」
「『いつか生まれてきた子どもにお母さんあそこでライブをやったんだよって言ってやれ』って言ってくれた。人をのせるのがうまいね(笑)」

詳しい時期は未定ですし、もちろんいつやるのか、本当にできるのかも不明なMSGライブですが、今回のMCを聞いてぼんやりと確信したことがあります。

「Perfumeは、MSG2daysを演った後に、長期休暇に入って結婚したり子どもを産むことを、事務所側と約束しているんじゃなかろうか」

もちろんこれはただの憶測です。
ただ、ここ最近のMSGに対する言及の仕方は、「スケールを目指すための通過点」としてではなく、「区切りをつけるためのゴール」としての色が強かったように思います。
彼女たちも27歳を迎え、自分たちの結婚や出産など、今後の人生について考え始めているのではということは、以前にもブログに書きました。今回のMCでは、ますますその雰囲気を強く感じました。

特にあ~ちゃんは、昔から結婚願望が強く、子ども好きなことでファンの間でも有名です。結婚、出産に関しては、いよいよそういうフェーズに入ってきたかー!と腹をくくるしかないのですが。

MSGには、本当に立てるのだろうか?

これに関しては現時点ではかなり厳しいと思います。
今夏に予定されている北米ツアーラストの会場であるHAMMERSTEIN BALLROOMはスタンディングの場合約3500人。MSGは約2万人の収容人数です。これを2days!
HAMMERSTEIN BALLROOMで2014年にライブした同じ事務所のBABYMETALは、2015年にハリウッド4大タレントエージェンシーの最古参WMEと契約。今年も勢力的にアメリカでツアーを行い、ほぼ全ての会場でチケットをSOLD OUTさせています。イギリスではすでに1万2000人のキャパをSOLD OUTした実績がありますから、すでにMSGでのライブも視野に入れているはずです。
一方、現時点のPerfumeはまだエージェンシー契約も行っていない状態。まずアメリカでの長期に渡る活動の地盤作りを行うところから始めなければいけない。
本当に目指すのであれば、BABYMETALと同様、国外に軸足を写す必要があり、今まで通りの国内での活動は難しくなってきそうです。

何より本人たちがライブ中のMCでも散々「しんどい」と語ってきた国外での活動を、どこまで本腰を据えて行っていけるのか。
正直、Perfumeに関しては国内でこれだけ支持を得ているのだから、無理して国外に出なくても...というのが私の本音です。
本人たちが前のめりでなさそうな上に、始めるのではなく終えるための海外ライブを、日本にいる私たちがどこまで応援できるのか。
比べても仕方がないとわかっていても、何も言わず黙々とアウェーで戦い続けるBABYMETALを知っている今、なんだか複雑な気持ちです。


なんだかもやもやした吐き出しになりましたが、ライブ自体は最高に楽しかった!!
ので追加公演も張り切って行ってくるつもりです。

そのバットをふるうな。

idol

またか、と思う。
会ったことのない女の子が傷つけられて、世の関心をさらう。
待ちに待った自身のライブ直前に、身体の20ヶ所も刺されて。
彼女のブログをみると、大学生として授業をこなす傍ら、舞台やステージで歌うことを楽しみにしている様子が伝わってくる。「次へ」を押す気になれずにブラウザを閉じる。


同業者がやりきれなさと怒りのこもったツイートをする。
それらのツイートに対してすぐにいろんな言葉が投げかけられる。


「勘違いさせるような商売してる方も悪い」
「性欲と恋愛感情抜きでアイドルなんて成り立たないだろ」
「秋元康とAKBが元凶」
「ドルヲタなんてキチガイ」


一連のレスポンスを見ながら、なんだか絶望的な気持ちになる。


こういう痛ましい事件が起こった時、私はいつもある小説を思い出す。
舞城王太郎の「バット男」という話。(単行本「熊の場所」に収録)

熊の場所 (講談社文庫)

熊の場所 (講談社文庫)


主人公の「僕」が住む調布には「バット男」と呼ばれる不審者が出没する。
みすぼらしくて弱々しいバット男は、バットを片手に街の人々を威嚇するが、いつもやり返されて地元の学生たちにボコボコにされていた。


主人公の「僕」の同級生である大賀は唐突に「学校を辞める」と言う。理由を聞いてみると、恋人である梶原亜紗子が妊娠したので結婚するというのだ。
梶原と大賀は互いに愛し合っているが、そのことをうまく伝えたり自覚することができない。梶原は大賀との3人生活の中で、生まれた子供を虐待するようになる。

弱い方へ弱い方へ 、ストレスの捌け口は見出されていくんだ 。弱い方へ弱い方へ 、不幸は流れ込んでいくんだ 。


この時期の舞城王太郎作品にはバイオレンスな空気と物哀しさが充満していて、読んだ後になんとも言えない気持ちになる。

バット男はどこからどんな風にやってくるのか判らない 。自分より弱い奴をバットで殴るために 。

僕はだから 、どんなバット男にも負けないように強くならなくてはならない 。誰にも殴られないように 、自分を鍛えなくてはならない 。

負けたら下手すれば 、自分がバット男になってしまうのかも知れないのだから 。どこかで表面がぼこぼこのバットを拾って手にして 、自分より弱い奴を探して殴ろうとしないとも限らないのだから 。


血塗られたバット男のバットは行方不明になったままで物語は終わる。
「僕」は、どこかにいってしまったバットやバット男の影に怯えながら、こう考える。

ある晩僕は、妻の隣で目を覚ます。何か嫌な夢を見て、僕の胸がドキドキしている。夢の内容は覚えていないが、それが何かの暴力を含んでいたことは何となく感じられる。誰かを殴っていたにせよ、誰かに殴られていたにせよ、そこには暴力の匂いが重くとぐろを巻いている。バットを求める気配がある。自分の手足の中に。自分の頭の中に。自分の胸の中に。自分の腹の中に。自分の吐く息の中に。真っ暗闇の中で僕は胸の上で手を合わせる。

「どうか僕をバット男にしないで下さい」「皆に殴られて泣かされて遊ばれるような奴にしないで下さい」「どこかの暗い公園で一人ぼっちで泣いてるんだか笑ってるんだか判らない変な声をあげさせないで下さい」「どうか」「どうか」

でもどんなに祈っても、そこに神の存在は感じられず、僕の祈りが届けられたとは思えない。


私はアイドルとライブが大好きだから、血塗られたバットを大好きな場所に持ち込ませたくない。それだけだ。
そのためにどうすればいいのかは、演者本人だけでなく、大人たちと「本当の」ファンが考えていくしかない。