二度漬け禁止

主に趣味の話(たぶん8割アイドル)のブログです。

「E TICKET RAP SHOW」リリースパーティーに行ってきた

1/8(日)の15時から、小一時間ほどのライブだったけど、行ってよかった。
やっぱりEチケさんの音楽が好きだなあとしみじみしたので書き残しておきます。


吉田凜音ちゃんくらいしか思い入れのある出演者はいなかったのだけど、楽曲が出演者個々のキャラに合っていてどれも楽しかった。
すでに散々愛聴しまくった「りんねラップ」を除けば、ライブの印象だと以下の2曲が気に入った。

  • 寺口夏花&山崎愛(sora tob sakana) 「AS ONE」
  • 根本凪(虹のコンキスタドール) 「アウトラウド」

これはたぶん、私がライムベリーのファンだったことが大きいのかもしれない。前者のわちゃわちゃ感、後者のアンニュイさは、ライムベリーを彷彿とさせて、じんわりしてしまうほどだったので。
小一時間ほどのステージは、人形劇にあわせて、演者が1組ずつ登場し、歌を披露していくというもの。ライブというよりは、舞台を観ている感覚で、個々の楽曲を楽しむことができた。
Eチケさんのストーリーテーリングを媒介するものとして、少女がいてラップがあるんだなと改めて再認識した不思議な空間だった。その媒介者としての旧ライムベリーが私はとても好きだったし、今でも大好きだ。


ラップでは度々、パーティーという言葉を耳にする。Eチケさんの演出するパーティーのイメージが、私は大好きだ。
ラップでやたらパーティーに繰り出そうとするのって、正直日本語圏からするとめっちゃ違和感がある。コンパや飲み会でもなく、出会いにときめく男女混合のパーティーなんて、お前何回開催したことあんのかと。日本人そんなパーティーやんねーぞと。
正直リリスクの楽曲なんかは、今でもここらへんがあんまり慣れないんだけど、Eチケさんのパーティーは、なんか、違うんだよなあ。
気の合う仲間と深夜まで夜更かしして、ハイテンションになって喋り疲れた時の、一瞬の静寂や、お開きにした別れ際の切なさみたいなもの。同じパーティーでも、車に乗り込んでリア充でレッツパーリーな雰囲気より、友達と騒ぎ明かすパーティーの方が、アイドルラップとしてはより肌にあうし、誰からもノスタルジーを誘うのではないかと思う。
人生はパーティーの連続で、楽しい時間を過ごしながら、その一瞬一瞬を見送り続けるさみしさ。それらを現在進行形で抱えながら、私たちはずっと生きていくんだ。そういうことを体現するのが、Eチケさんのラップで、だからその媒体としてアイドルとの相性が異常にいい。届きそうで届かないもの。いつでもキラキラ輝いてるもの。観てるだけでちょっと泣けてきちゃうもの。


舞台で繰り広げられる人形劇は、孤独な人形が仲間を得て外の世界に出て、自分は1人じゃなかったと視野を広げたところで終わった。
Eチケさんがアイドルラップで描きたい世界、やりたいことは、まだまだたくさんあるんだろう。それらをもっともっと観ていきたいなと思う。


E TICKET PRODUCTION 1st mini ALBUM「E TICKET RAP SHOW」 DIGEST TRAILER - YouTube