さくら学院という既定の別れがあるアイドルを追っているせいか、こういう突然の別れにはいつまで経っても慣れない。
Faint★Star、YURIAがグループ脱退 - 音楽ナタリー
YURIAちゃん脱退ニュースを知って、一番に浮かんできたのは、前回のワンマンで彼女が口にした
「もっと大きい箱で、またワンマンやれるようにがんばります!」
という言葉だった。
あの言葉と気持ちに嘘はなかったんだろうなと思うし、それがわかってるだけになんともいえない気持ちになる。Twitterをみると一部のファンの行動が彼女の卒業の一因になったのでは?と囁かれているが、それがなんだったのか私はよく知らない。
地味にリリイベや対バン、ワンマンに脚を運んでいただけにダメージはデカい。ファンだった自負があるにも関わらず、彼女がアミューズに所属していたことを卒業後に知った。アミューズ所属の子を好きになる呪いにでもかかっているのか私は。今やページは消え、おそらく事務所との契約も切れてしまったことを伺わせるのだけど。
アミューズにYURIAちゃんが所属していたことを考えると、コストと手間のかけられた高クオリティな楽曲と、ハイスキルなパフォーマンス、他アイドルと一線を画す地道な海外戦略も、唐突なタイアップも、全て腑に落ちた。
私は本当にHINAとYURIA、2人のFaint★Starのファンだったし、もっとたくさんの人に聴いてほしい、観てほしいグループだと思っていた。
あの夫婦漫才のような安定したMCも、正反対のキャラバランスも、キレキレのダンスも、YURIAちゃんのギャグみたいに下手くそなスキップも、本当に好きだった。
「トマパイいいよね〜」
と言いつつ、Faint★Star現場に来ないヲタ達を
「トマパイ好きだって言っとけば通ぶれると思うなよ畜生」
と恨めしく思いつつも、その人たちを現場に来たいと思わせるようなブログのひとつでももっと書けばよかった、と後悔せずにはいられない。
だから今になってこんなブログを書いているのは、ただひたすらに「HINAとYURIA、2人のFaint★Starは本当に素敵だったんだよ」ということを書き残しておきたいからだ。
言わないと伝わらないし、書かないと残らないし、アイドルはすぐにいなくなってしまうから。
まだ彼女たちの楽曲を知らない人には少しでも届けたい。聴いてほしい。よかったらCDや音源を買って、ライブに来てほしい。絶対後悔しないから。
HINAちゃんは、トマパイに続いてまた1人からのスタートだ。それでも続けると決めたHINAちゃんの決意を私は見届けたい。
再始動のライブの日まで、私はもう聴けない2人のFaint★Starの歌声を、繰り返し再生するのだ。たぶん、何度も。