行ってからもう2日も経つのでそろそろTIFのことを書こうと思うのだけど今となっては「ライムベリーやっぱ最高だな」と「大森靖子やべえな」だけなので、とりあえずこの2点だけ絞って書き残しておきますね。
ライムベリーのこと
今年の私にとってのTIFベストアクトはもうぶっちぎりでライムベリー。だってライブ楽しいんだもん。
ライムベリー - アンサーアンサー(Live 140524) - YouTube
ライムベリー - SUPERMCZTOKYO(PV) - YouTube
ラップするアイドルとしてはタワレコ陣営激プッシュ中のlyrical schoolと双璧をなしているけれど、正直私としては断然ライムベリーの方が好き。
lyrical school陣営は
・ジャケットやグッズのトータルデザインが洗練されている。
・楽曲がラップやHIPHOPやクラブミュージックのいいとこどりでポップ。
ライムベリーは
・MC二人のラップテクニックがライブ毎にグングン成長中でしびれる。
・日本語ラップのユニークさとたまに見せる凶暴なかっこよさのギャップがたまらん。
前者はとてもお洒落でTパレットという後ろ盾もある分これからも順当にファンが増えると思う。
だけどやっぱり泥臭くても中身がガツンと来る方が面白いじゃないか。
応援したいじゃないか。
独立していろんな後ろ盾をなくして、メンバーも一人失って。それでも安定してかっこいいってすごいぞライムベリー。
lyrical school
lyrical school「FRESH!!!」(MV) - YouTube
新曲がtofubeatsプロデュースってそりゃイケてますわ。
こうやって現場主義っぽく冷静ぶって書いてますけど正直私とライムベリーとの出会いは推し事祭り2013で「ねえお兄ちゃんねえお兄ちゃんねえお兄ちゃんねえお兄ちゃん」と繰り返すだけの電波ソングをノリノリでかけたピエール中野さんが「好きィィイイイイーーーーーーーッ!!!」って全力で叫んでて「なんだこれは」と思ったことが始まりです。
帰り道に「ねえお兄ちゃん」「好きーっ♡」の声が耳から離れずにしょうがないので曲をiTunesで買えるだけポチったのよく覚えてる。なんか負けた気がした。
ライムベリー - HEY!BROTHER (Live 120422) - YouTube
大森靖子のこと
発言が女ヲタかつ実に美大生らしいこじらせ方をしていてやべえなあと前から思っていたんだけど、実際に生でライブ観るともっとやばい人だった。でも最高。
腕に「処女膜再生」って書いて出てきた靖子「アイドルでもないのにTIFとか出ちゃってすみません」って言いながらギターをかき鳴らしてうめくように歌ったかと思えばヲタにPPPHさせるし、二日目(結局二日目も見に行った)もピンクのドレス来て出てきたらボス猿みたいにステージ後方の柵に登って観客見下ろしながら歌ってますからね。こわい。なにこわいあの人。
でも楽曲と歌詞とその場の誰にも有無を言わせない説得力すごかった。唾飲みながら聴き入ってしまったよ。
女の子がキラキラしているTIFの中で大森靖子が女の底に淀んだヘドロみたいなものを代わりに吐き出している感があって、その対比がよかったなあ。
大森靖子『ミッドナイト清純異性交遊』Music Video - YouTube
橋本愛ちゃんと蒼波純ちゃんの耽美なMV含めて傑作。
大森靖子 - エンドレスダンス @ ボロフェスタ2013 - YouTube
グサグサくる。「失われてしまった感情に対する慕情」って切ないよね。
TIFが終わって大森靖子も早速iTunesでアルバムまるごと買ってしまったのだけれど、よくよく全部の楽曲を聞いてみるとジュディマリのYUKIちゃんというよりは椎名林檎らしい懐かしいこじらせ方をしているんだね。歌詞が写実派でとてもよい。