二度漬け禁止

主に趣味の話(たぶん8割アイドル)のブログです。

Aqours東京ドーム初日を観た

世の中にドーム公演を演れる女性アイドルグループはそう多くない。
AKB、ももクロ、Perfume、乃木坂、BABYMETAL…指で数えられるくらい。世のアイドルがどんなに恋い焦がれても、その舞台に立つことができるのはほんとに一握りだけ。
そこに、結成して3年のAqoursが2days立つ。これがいかに特殊ですごいことか。本当にアイドルとして一番贅沢な時期をギュッと濃縮して観せてもらっていると思う。
感謝とドキドキを胸に初日に参加してきたので、以下簡単な感想を。例によってネタバレを含むので、各々よきタイミングでお読みください。




秋葉原から東京ドームまでの道のりを聖地巡礼がてら歩いてみた。劇中ではアキバドームなる架空の建物がラブライブ決戦の地として描かれていて、メンバーが秋葉原からドームまで走り抜けるというシーンがある。
実際に歩いてみると気づく風景もあったので行ってみてよかった。





劇中に出てくる歩道橋は、登ってみると東京ドームがきれいに見える。いい眺め。


ライブ会場はほぼ満席で一面が色とりどりのサイリウムによる光の海。劇中では時々虹が象徴的に描かれるけど、Aqoursがかけた虹とはまさにこのことだな、と思った。
OPは劇伴を担当した加藤達也氏の指揮による生オケはじまりで、これだけで相当な豪華さ。サンシャインを彩るエモーショナルな劇伴のよさを改めて噛み締めながらメンバーの登場を見守る。出てきたAqoursは一曲目から東京ドームを楽しもうという気持ちがめいっぱい伝わってきて、一年半前にあんなに緊張しながら1stライブをしていたグループとは思えないなと驚いた。アイドルグループには、その時々で超えるべきステップや場所があって、それらを与えられることで目に見えて成長する瞬間がある。Aqoursもまさにそうで、本当にアイドルとして勢いがあっておもしろい時期を観せてもらっている。


「想いよひとつになれ」で梨香子の生ピアノチャレンジまたくるのか?と思いきや、今度は9人でパフォーマンスするという最高にエモい流れで、本当にこの演出はうまかった。私は2ndツアー現地で「真夏は誰のモノ?」を真っ赤な踊り子衣装で歌い踊る小宮有紗を観てから何かがおかしくなった人間なのですが、個人的に今回の舞MY衣装小宮有紗はそれに勝るとも劣らぬ衝撃で、圧倒的美の暴力〜〜!!最高〜〜〜〜!!!!!ってなりました。今日も顔がいい。


Saint Snowのサプライズ出演は、声が枯れるほど叫んだ。日向日向って急にめっちゃ叫びだしたから、たぶん私たち周りのオタクに日向ちゃんのご親族かなにかと思われたと思う。
いや、これは私にとっては本当に記念すべきことなんですよ。さくら学院の中で東京ドームに立つのはBABYMETALの3人に続き4人目。日向ちゃんって、卒業当初は事務所からめちゃくちゃ推されていたわけでもなかったし、本人にド派手な才覚があって周りから羨望されてた、みたいなタイプでもなかった。(さくら学院に入れてる時点でひとかどの人物である、ということは置いておいて)
それが今や東京ドームで五万人を湧かすパフォーマンスをするという。誰がこうなるって予想していただろう。日向ちゃん自身も、函館UCから明らかにパフォーマンスが成長している上にさらにきれいになってて、右肩上がり感がすごい。
さくら学院は才能がある子が集まるが故に、自分より大きなきらめきに潰されそうになる子がたくさんいて。日向ちゃんはコツコツとした努力の人で、加えて本人の愛され力で、運と舞台をつかんできた人だから。
すぅちゃんみたいに天才じゃなくても、自分の努力と人徳で東京ドームに立てるって、日向ちゃんが証明してくれたことが、私は嬉しい。

アサミさんだってそうだよ、自分と同じBEE-HIVEの後輩のPerfumeが東京ドームに立った時、何も思わなかったはずがないんだから。私はこの人が森先生に「さくら学院のメンバーに芸能界で長く頑張る秘訣を教えて」と言われて、かけてくれた一言を忘れてない。

人をひがまない。あの人いいな、あの人ずるいな、あの人になりたいなと思わない。自分が一番だから。自分のやりたいこと、自分が思うことを出すだけ。
(人をひがむ時は)絶対来ると思うしあると思うけど絶対気にしない。自分は一番だと思ってれば一番になれるから大丈夫。

前に東京ドームにきたのはベビメタだったね……と開演前にいろいろ思い出してしょんぼりした気持ちになってたの、AqoursとSaint Snowが最高の思い出で更新してくれたこと、マジで感謝しかない。


その後の「No.10」は宗教上の理由からスンッッとしてたので、側から見たら「日向のご親族、急に静かになったな…日向ちゃんはけたもんな」って思われたかもしれない。すまない。
ただ、私はステージ上のアイドルがいろんな悔しさと戦いながら死に物狂いで努力していることを知っているから、絶対に自分のこと10人目のメンバーだなんて言えない。ただただ観客として、あの素晴らしい9人のグループに歓声を送りたい。一観客として、舞台を観て感動したい。アイドルの楽しさを享受していたい。


ここまで連れてきてくれて、最高の景色を見せてくれて、ありがとう。
今日は2日目。まだまだ楽しみましょう!!!

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