二度漬け禁止

主に趣味の話(たぶん8割アイドル)のブログです。

ラブライブフェスを観た

1/18・1/19に開催されたラブライブフェスを観てきました。
とてもいいライブだったので、以下感想を書き残しておきます。

ラブライブシリーズ9周年をお祝いし、アニメ「ラブライブ‼︎」に出演したスクールアイドルが一堂に会する合同記念ライブ「ラブライブ!フェス」。
ライブにはμ's、Aqours、Saint Snow、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の4グループが出演。
このラブライブフェスが発表された時、絶対に素敵なライブになるだろうなと思ったし、ぜひ現地で見届けたいなと思いました。
ラブライブフェスは物語中に登場する「スクールアイドルの祭典」そのものであり、物語を追体験するような素晴らしい眺めが見られるだろうな、と期待したからです。


私、μ'sのライブを生で観るのは初めてだったんですよね。
以前ライブビューイングで観たことはあるものの、実際にライブ会場へ出向くのは初めてでした。

sauce3.hatenablog.com


今や伝説のアイドルと化したμ'sを、自分の目で見られる。それはとても楽しみでした。
虹ヶ咲が出て、Aqoursが出て、いよいよμ’sの出番が来る。
彼女らがステージに立った瞬間、私が圧巻されたのは、会場の異様な熱気でした。
「ウオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!」
今までSSAでライブを観たことは数あれど、あそこまで大きな歓声は聞いたことはなかった。
約4年間ぶりにステージに登場したこのグループを、みんながどれほど心待ちにしていたのか。
μ'sの人気を改めて肌で感じた瞬間でした。


「続けられるということは、求められているということです。」
これは私が大好きなPerfumeのあ〜ちゃんの言葉。端的に興行というものの本質を捉えているなと思います。
μ’sもそう。ラブライブもそう。9年間もの長きに渡り続けてこられたのは、求めてくれる人がいるからです。
これはとてもすごいことで、9年間続けられるアイドルグループなんて、数えるほどしかいません。


μ’sの代表曲である「Snow halation」、曲の落ちサビでサイリウムの色を白からオレンジに変える、というお約束のシーンがあるんですが、これも本当にきれいで。ライブ映像で何度か観たことはあったものの、実際に自分がやってみると、なんとも不思議な気持ちでした。自分が舞台装置に組み込まれたような感覚。でも妙に荘厳で。教会のミサで灯りをともす信徒ってああいう気持ちなんでしょうか。


ラブライブ見てると、ああアイドルって本当に宗教だなとしみじみと感じる瞬間があって、私はどうやらここの神様がわりと好きだな、と思うのです。
信頼できる仲間がいて、努力の先には未来があって、まだ見ぬ光景をみんなで心待ちにして駆け抜けていく。
そういう明日への期待とか希望とかがラブライブの物語には詰まっていて、それをみんなで本当にしようとしている。願いとか祈りみたいなものだと思う。だからラブライブって本当に強度が高いコンテンツなんだなと思います。


一つ残念だったのは、物語への没入感がある演出がもうちょっと欲しかったなあ。最後みんなで大合唱する「SUNNY DAY SONG」聴きたかったじゃん。この大所帯になると、全てのキャストでリハーサルできるような時間は取れないんだろうけども…。


1日目と2日目ではセットリストや曲順も変わっていて、初日はAqoursの後にトリのμ’sだったのが、2日目はμ’sの後にAqoursがトリをつとめるという。「ああ、託されたんだなあ」と思いました。μ’sを目標にして走ってきたAqoursが、志を引き継いで自分たちだけの未来に向かうぞという表明が見える曲目や曲順になっていて本当にグッときた。あのセトリ考えた人GJ。さくら学院父兄なので、受け継がれるものに弱い。


お祭りのようなライブだったし、また次の節目には違う景色が見られるのかもしれない。
その日を心待ちにして、これからもラブライブを見守りたいと思います。