二度漬け禁止

主に趣味の話(たぶん8割アイドル)のブログです。

2.5次元コンテンツが好きなオタク、今日と明日のAqoursの配信観ねえか

本日6/6(土)と6/7(日)の正午から、Aqoursの東京ドームライブ「Aqours 4th LoveLive! ~Sailing to the Sunshine~」が無料配信されます。

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sauce3.hatenablog.com

ちょっと前にこういうエントリーを書いたので、今回もまだ観たことない新規の人に勧めたいな~と思ったけど、4thライブって逆に超新規の人に勧めにくいの。
自分に4thライブチケットが余分にあったとして、たぶん普通のアイドルオタクは誘わなくて、2.5次元コンテンツに興味があったり、親和性が高そうな人に声かけると思う。あれは、とってもAqoursが好きで、大舞台でその輝きを見届けたい人向けのライブだったから。
なんで自分がそう思ったのかを考えてみると、逆に2.5次元コンテンツの真髄は詰まってるなと感じたので書き出してみます。
※以下、ライブ演出のネタバレも含まれます。気になる人は要注意。

ライブを通してアニメという架空の物語が拡張される


4thはとてもコンテクストのあるライブ演出だったと思います。
前回配信された3thだってそうじゃんね、と思えるかもしれないけど、グループのリーダーが曲中でバク転に挑戦する、それを観客で見守るって、ライブだけ観る人でもわかりやすい演出だなと思うんですけど、4thはアニメやAqoursのライブをずっと見守ってきた人が楽しめる演出に最適化されているな、という印象が強くて。

ラブライブ!サンシャイン!!ではアニメ本編にピアノを弾くキャラクターがいます。自身のピアノコンクールとグループのライブが被ってしまい、別々の場所で舞台に立ちながら、お互いがお互いのことに思いを馳せる、というエピソードがあるんですね。1stライブでは、ピアノ未経験者の逢田梨香子さんが、演じるキャラクターと同じようにステージ上でピアノを弾くというチャレンジングな演出があります。アニメ未視聴で昭和生まれの人達は「ポケビの間奏でウッチャンがピアノソロ弾かされるやつのもっとエグい版」って思っといてください。

4thライブでも、ピアノの前に座る逢田梨香子さんと、それを離れたところで見守るメンバーたち、という構図から、幕が上がるシーンがあります。観客は1stライブを思い出し、「えっまたあのピアノチャレンジやるの???」って悲鳴にも近いザワザワが沸き起こる。逢田さんちょっと泣きそうだし。不安な気持ちでいたら、彼女がピアノの前からサッと駆け出して、メンバーにジョインして曲を一緒に踊りだすという。
アニメ本編では叶えられなかった、メンバー全員で一緒にステージに立つという悲願を、東京ドームという大舞台で実現させる、非常に拡張的な演出でした。

これを現地で観た時は本当にゾクゾクしたし、2.5次元コンテンツならではの素敵な演出だな、と非常に面白く思いました。ただ、この演出のよさを理解するには

  • アニメ本編を観ている
  • 1stライブを観ている

のどちらも満たしておく必要があるので、非常に楽しみ方のハードルが高いな、とも思ったんですよね。そういう意味では、本当にAqoursが好きで追いかけて来た人へのご褒美みたいなライブだったと思います、東京ドーム。
もちろん中には、アニメに忠実でいてほしいと思う人もいるのかもしれない。でも、私はむしろ、架空の物語であるアニメと、リアルなライブが融合することで生まれる、拡張現実的な体験こそがAqoursの醍醐味だなーと思っているので、これはとても痺れる演出でした。

Aqoursはすごい。
ラブライブサンシャインっていう、あの最高にキラキラした夢物語の器たり得るって、めちゃくちゃすごいことだよ。体現できるんだよ、あの輝きを。敬愛しかない。
私、アイドルは宗教だと思ってるので、中に何を入れるのかってすごく大事なことだと思うんです。神棚の中に何を祀るかで、そのアイドルの生き方や愛され方ってわりと左右されるんじゃないかなって。
普通はアイドルって「いかに人間を現人神にするか」ってことが大事なんだけど、ラブライブの場合は、「いかに人間を神様に近づけていくか」ってことが大事で、似てるようで結構アプローチが違うのではないか。
人間と偶像が合わさって偶発的に生まれるものが、意図や想像を軽く超えてくる瞬間___人が作った経典を簡単に凌駕する時があって、それがとても好き。あれなんなんだろうなあ。サンシャインは実在しない架空の物語なんだけど、それゆえに、2.5次元にしかない、特有の尊さがある。
Aqours 5thライブをみた - 二度漬け禁止 より引用


これ、Aqoursを見てるとよく考えることなんだけど、アイマス好きな星野源もラジオで同じようなこと言っていて、うわーめっちゃわかる!って思った。

僕昔から二次元とか妄想とか虚構とか物語とかっていうものがすごく大好きで。で、『アイドルマスター』は特に、「みんなで作っている」っていう感じがするのがすごい好きなところで。お客さんも一緒に作っている。で、中の声優さんもそのキャラクターがもっと広がるように、とか。で、その中の声優さん自体のキャラクターも、キャラクターの中にどんどん入っていったりとか。
あと、ファンの人たちが作った二次創作とかのものがキャラクターにまた反映されていったりとか。それで流行が生まれたりとかっていう、だからみんなで嘘を作っている感じが……で、それが嘘が嘘じゃなくなっていく瞬間っていうのを何度も見れるっていうのが、僕は単純に感動してしまうという。


星野源『アイドルマスター』が好きな理由を語る より引用

星野源絶対ラブライブ観て欲しい。
みんなで嘘を本当にする共犯者的な感覚、架空の物語があって、現実のみんなが共鳴して、今ここで何かがリアルタイムで本物になっていく、それを見守る感覚っていうのが、本当にたまらないですよね。


そういうわけで、2.5次元コンテンツが好きだったり、虚構の物語が持つ強さみたいなものを愛している人は、ぜひ観ていただきたいです。
ただね、このライブクソ長い。3時間超え。1公演全部で33曲とかやる。普通のライブの感覚でみると、初見の人は絶対息が続かないやつなので、お昼作って食べながらとか、昼から酒飲みながら観ちゃうかーみたいな感じで良いと思う。
ちなみにさっき言ったピアノ演出のある「想いよひとつになれ」は15曲目だから結構中盤です。なんも事前知識がないと、なんで「このお姉さん初っ端からピアノの前で泣いてるんだろう」と思うはずなので、この動画の6:50くらいを観ておくと、ああ、こういうことが昔あったのね、とわかる。

youtu.be


配信視聴は以下のアドレスからどうぞ。



あわせて読む:東京ドーム公演を観た時の当時の感想

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