BABYMETALの幕張メッセ公演に行ってきました。
相変わらず楽しかったー!3人ともかわいかったー!神バンドクソかっこよかったー!!
言うことはいつもこれだけ。でもなんでBABYMETALという存在はこんなにも語らせたがるのでしょうね。
【ライブレポート】BABYMETAL、「Let's sing together!」 | BABYMETAL | BARKS音楽ニュース
大箱でのライブは1月のさいたまスーパーアリーナの新春キツネ祭り以来ですが、さらにグレードアップしたBABYMETALを感じることができて最高でした。この人たちの進化は本当に止まることがなくて、観る度にいつも予想以上の感動をきっちり与えてくれます。まして今回は10カ国に渡るワールドツアー中の凱旋公演ですから、もはや往年のロックスターのような貫禄さえあって。あのキュートさと凄みを併せ持つことができるの本当にすごい。BABYMETALがオンリーワンだということ、骨身にしみて感じます。
公演後、さっそくいろんな速報記事を観ていたのだけれど、ロッキン・オンの書いた以下の記事が妙にひっかかりました。
記事中の「巨体天下一メタル武道会」という誤字がなんともじわじわくるな!と思いながらも気になったポイントは以下。
お客さんが神様という世界観でもなく、アーティストが神様という世界観でもなく、神様はちゃんと(キツネ様として)神棚に置いた上で、その見えざる意志にアーティストもお客さんも全エネルギーを捧げる形でBABYMETALのライブの世界は作られている。
だから彼女たちは、消費されることもなく、偶像と本当の自分の間のギャップに悩むこともない。
音楽性やコンセプトだけでなく、そこが他のアイドルとBABYMETALは決定的に違う。
ただ果たすべき使命を果たすのみという純粋さとひたむきさと揺るぎなさ、それがBABYMETALのエンターテインメントの限界の無さを支えている。
一部は同意だけれど、一部は読んでて猛烈な違和感がある。
だから彼女たちは、消費されることもなく、偶像と本当の自分の間のギャップに悩むこともない。
言い切り型で書かれているけれど、アイドルとしてのBABYMETALを追いかけてきた私からすると「彼女たちが偶像と本当の自分の間のギャップに悩むとこ、ずっと観てきたよ」という気持ち。でも、それを乗り越えて腹をくくって、覚悟を決めたからこそ今の彼女たちがあるんだし、それこそがBABYMETALというスケールの大きいアイドルを推していて一番おもしろいところなのに、それを見逃してさらっとなかったような書き方をされるとすごくもどかしいし、なんともったいないことを!!!と思う。
結成当初12歳と11歳だった彼女たちが、メタルがなんたるかを知らないままメタルユニットを任されて、一生懸命歌って踊って、大人たちの予想以上に人気が出て、ライブをたくさんするようになって、解散する予定だったのにできなくなって、いつの間にかメインのアイドルグループと兼任しながらめちゃくちゃ多忙なスケジュールを過ごすようになって。株主総会に出ることになって、なんか自分たちの海外進出が会社の株価を上げることになってて解散なんかできなくなってて。後輩を引っ張る立場なのにレディー・ガガのライブツアーに参加することになって大事なさくら学院のライブを休まないといけなくなったり、他のメンバー対して申し訳ないと感じたり。それでもできることをやろうって小さい身体でひたむきにいじらしくアイドルとして家族や同年代のメンバーや友達やスタッフに支えられて地道にコツコツやってきた結果が今なんですよ。
私が彼女たちに対して本当に敬意を払っているのは、記事の中で書かれていたようなコンセプチュアルな世界観を守るために、裏で血の滲むような努力をしているにも関わらず、それを表には出さない圧倒的なプロ意識と美学なんです。高校生の女の子3人が「彼女たちは、消費されることもなく、偶像と本当の自分の間のギャップに悩むこともない。」と言い切られるまでの強固な世界観を作り出せるのって本当にすごいことだよ。
ベビメタを続けるにあたって、先生と相談がありました。
SU-ちゃんとYUIはやるとのコト!でも最愛は正直すごく悩みました。
だけど、自分でやる!って決めたからにはやりきります!!
MOAMETALとしても頑張ります。これからも応援ヨロシクDEATH
新生BABYMETAL DEATH!|さくら学院オフィシャルブログ「学院日誌」Powered by Ameba
さくら学院生徒会長の菊地最愛です。BABYMETALがさくら学院と切り離されて、単独で歩き出すコトになった時、さくら学院として過ごす時間が少なくなるのでは?とか、メンバーに迷惑かけたり、さくらへの支障が出るのでは?と、考えてとても悩んだ自分がいました。結局、最愛を必要としてくれるならその為に動いて下さる人達や、応援して下さるファンのみなさんがいる限り、欲張って生きてみようと、さくら学院の最愛とBABYMETALをやっていこうと決め、まっすぐ進んできました。
でも今回、TIFに参加出来ないという形になってしまいました。それが正しいのか正しくないのかは、今もこれからも分からないんだろうなぁ~って思います。ただ、両方の道を選んだってコトは間違っていないと信じています。
でもね、正直な気持ち、TIFとガガさんのサポートアクトが重なったコトには「えっ?!何で違う日じゃないの?」と、思いました。
TIF|さくら学院オフィシャルブログ「学院日誌」Powered by Ameba
(水野由結によるシンディ・ローパー「True Colors」訳詞)
今にも泣きそうな目をしているわね
そんなにがっかりすることないの
私も痛いくらい分かってるよ
いろんな目が自分に向けられる中で、
勇気をもって強く生きることがどれ程難しいか
何を目指していけばいいのか分からなくなるし
心の中にある闇が自分を弱気にさせる時もあるよね
自分はなんてちっぽけなんだろうと感じてしまうよね
だけど私はあなたにしかない色が見えるよ
内側から輝いてるわ
私には本当のあなたが見える 知っているよ
だからあなたを心から愛しているの
ほら怖がらないで 彼らにあなたの本当の色を見せてみよう
そうあなたの色を
本当のあなたはとても美しいわ
虹のように周りの人を魅了するの 本当に美しいわ
歌の考古学|さくら学院オフィシャルブログ「学院日誌」Powered by Ameba
さくら学院がすべてだったので、終わったら何をしたらいいかわからない。でもいずれは小さい頃からの夢“スーパー最愛ちゃん”になりたいと思っています。卒業したらまず、すーちゃん(SU-METAL)と由結とBABYMETALとして信じる道を進んで、さくら学院をどんどん広めたい。
いつかはMOAMETALじゃなくて菊地最愛として戻ってきたいです。
大森靖子が元・モーニング娘。道重さゆみを歌った「ミッドナイト清純異性交遊」にこんなフレーズがある。
春を殺して夢は光っている
嘘でもいい 嫌いでもいい 私をみつけて
BABYMETALの揺るぎない世界の礎には少女たちの覚悟と汗が詰まっているのだ。
世を忍ぶ仮の姿で今日も制服に身を包み学校に通うであろう彼女たちにエールを。私も仕事がんばろ。