二度漬け禁止

主に趣味の話(たぶん8割アイドル)のブログです。

少女☆歌劇 レヴュースタァライト3rdライブ "Starry Diamond"を観た

本当にこのプロダクトは九九組のがんばりと仲の良さに救われているな…。そう感じた3rdライブでした。
演者が頑張っていいものを届けてくれているだけに、今回のライブはそれ以外の部分で納得いかないことが多くて、素直に没入できなかったのが残念。

一番高ぶったのはやっぱり天堂真矢VS大場ななの頂上決戦。あれは本編で観れなかったぶん、ここで観られるんだという嬉しさがあった。あと、2部パートで改めて実感したけど、やっぱり日向ちゃん歌もダンスもうまいわ。遠目に見ても人一倍フリの動きが大きくてしなやかで、並んでみると目をやっぱり目をひくね。彼女の積み重ねてきた経験が確実に活きてるなと嬉しくなりました。


以下は気になったところ。

  • 当日のPAさんの調整が不十分だったのか、音量がやたら大きかったり音が入らなかったりするところが目立って、演者の声が聴きとれないところが結構あった。
  • アリーナ全部がスタァライトシート(1.9万円)であのステージ構成はかなりコストケチったなという印象がある。センターステージないんだね。私は一般席で観たんだけど、期待してスタァライトシートで観た人は一般席のスタンドより見えなくてかなり悔しい思いをしたのではないか。トロッコもかなり質素なものが一部メンバーのために少し走った程度だったし。
  • 2部パートみると、やっぱり青嵐すごかったんだなと思った。舞台役者の総合表現力よ。ステージに立った時の刺すか刺されるかのガチンコライバル感、その説得力。2部のパート、正直他校キャストのパフォーマンスにはかなりバラつきがあって、あまり没入できなかった。個々の声優さんのファンだったり、スタリラガチ勢だとまた違うのかもしれないけども。やっぱり純粋に舞台の上のきらめきで掴まれたいじゃない。
  • 最後の三森さんの言葉を聞いて、こんなことキャストに言わせるんじゃないよと思いました。(これは三森さんを責めるものではなく、それを言わせた人間に対する言葉ですよ。念のため)彼女が九九組に対して愛があるのもわかるし、仲間と舞台に立ちたかったこともわかるし、もう、身の裂けるような無念さが伝わってきて。主演のコンテンツのステージなのに、元々入ってた仕事と被せてダブルブッキングされて、半分は出演できないという。しかもそれがまさかの席売り出し後での発表という。どうしてもこの時期にこの箱で開催せねばならない事情があったんでしょうけど、客からしたらそんなん知ったこっちゃない。それなのに、運営組織のやんごとなき事情や思惑が露骨に透けて見えるのがなあ。こっちは金出して非日常を買ってるのに、「現場ががんばっていい仕事してるのに裁量のある人間の判断や組織がアレ」というよくある日常が透けて見えるの、マジで萎えるんだ。「舞台少女はたくさんのリアル舞台創造科(裏方)に支えられている」と彼女たちは言いますが、これすなわち、舞台の裏側でどんなトラブルがあろうと、それを背負わなければならないのは舞台少女であるということです。本来背負わなくていいものを、舞台の上の役者に背負わせないであげてほしい。頼むよ。最後のMCの涙を美談にしてほしくないし、このことに関しては関係者一同反省・改善してほしいです。


今回解禁された特報。新作アニメ劇場版、また九九組の物語が観られることは本当に嬉しい。スタァライト、プロダクトが本当に素晴らしくて、演者やクリエイターはしっかり楽しませてくれる。今後の展開も期待したいし、応援したい。だからこそ、周りの大人もそれに恥じぬ仕事をしてほしい。ライブ以外の部分が多くなっちゃいましたが、率直な感想としてはそんな感じです。