二度漬け禁止

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逢田梨香子1stアルバムが素晴らしかったのでレビューする

3月31日に発売した、逢田梨香子の1stアルバム「Curtain raise」。
声優アーティストの方のアルバムCDを買うのは初めてだったのですが、予想以上に素敵なアルバムでした。
楽曲の制作陣もかなり豪華でしっかり作られてるな~という印象で、改めて歌手・逢田梨香子と周りのスタッフに感謝。
コロナの影響で各種リリイベなど店頭での販促活動が十分にできないタイミングとなりましたが、こんなによいアルバムが世の人に広まるきっかけが失われたことがもったいないなと思い、少しでも「買って聴いてみようかな~」という方が増えることを祈ってレビューを書いてみることにしました。
制作陣をよく見ながら聴いてみたら個人的にいろいろな発見があって、最終的に知らない人に紹介するレビューというより、個人の備忘録や気づきのメモの方が多くなった。許してにゃん。

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個人的なアルバム所感

  • 全体的にアニソンっぽくなくて聞きやすい
    • 初めてアルバムを通して聴いた時の率直な感想がこれでした。私が何を「アニソンっぽい」と定義するかで意味が分かれるぼやっとした言葉だな、これ。音楽面からの言語化が難しいんですが、逢田さんの歌にクセが少ないことと、音圧高めのピコリーモです!みたいなトリッキーさがなく、聞き疲れせず何回も繰り返し聴きたくなるのがそういう印象につながったのかも。
  • 逢田さんの素の歌声はいいなあ
    • ファーストEPの時はまだ試行錯誤感があったんですが、キャラじゃない自分の歌声をハッキリつかんできた印象。「あー歌手の逢田梨香子、私かなり好きだわ」と思いながら毎日聴いています。


以下、楽曲順に、つらつらと思ったことや気づいたこと。



01.Curtain raise (作曲・編曲:田中隼人)

軽やかなピアノから徐々に熱が高まってドラマティックに幕開けのドキドキ感を高めてくれる一曲です。ライブの幕開けや転換で流すとバッチリ決まるやつだこれ。個人的にはアルバムがインスト曲で始まるのも意外でした。このデジタル配信時代に一曲目をインストにするって結構クラシックなやり方だと思うんですよ。アルバムを通して聞いてもらいたい、これから始まる「物語としての逢田梨香子」を見せたいという意気込みが伝わってきて、いいオープニング。



02: Mirror Mirror (作詞:児玉雨子 作曲:光増ハジメ 編曲:太田雅友)

インスト曲からストリングスで一気にドラマティックにドライブかけてくる流れが好き。
そして、作詞は俺たちの児玉雨子~~~~!!!!!
いや、私ドルヲタではあるけども、近年のハロはほとんど通ってないので、正直雨子に関してはほとんど触れてないんですよね。なので作詞家・児玉雨子を語る術を私はあまり持たない。
児玉雨子 - Wikipedia


私にとっての児玉雨子は、なでksジャパンのサターンブラックということと、くら寿司の回転むてん丸の同人誌を作っていたやばいお姉さんだという断片的な情報のみです。情報が偏っている。

Twitterのやりとりで、この2人やたら仲良しだな!?と思ってたら、ジュニアアイドル時代に同じグループにいたんですね。納得。(2人とも今の名義ではない時代のことだし、オフィシャルに公表してる経歴ではないので、詳細はここでは書きません。知りたい方はネットの海へ漕ぎ出してください)

しかし逢田梨香子と児玉雨子がいるグループ、今考えたらめちゃくちゃ強いな??そして、10年以上経って、2人とも超売れっ子になって歌手と作詞家として再会するって、やだめちゃくちゃエモい……ドラマか??
歌詞の内容も、歌手・逢田梨香子のアイデンティティー確立とその葛藤をイメージしたと思われるドンピシャな内容で、雨子に五体投地不可避。一曲目にこれはずるいよ。
逢田さん、去年歌手デビューした際に「声優として役になりきって歌うのではなく、私本来の歌ってなんなんだろうとずっと考えてた」とインタビューでは必ず口にしてましたし、そのこともきちんと汲んでくれてますね。

作曲もラブライブ!サンシャイン‼︎のファンにはおなじみの光増ハジメさん(「未来の僕らは知ってるよ」「君のこころは輝いてるかい?」などを作曲)で、間違いのない布陣なんだよなあ。一曲目からフルスロットル、かつ豪華です。



03.for…(作詞:Satomi 作曲:黒須克彦 編曲:田中隼人)

これもストリングスのアレンジが印象的な曲。急転直下のドラマティックメロディーはこのアルバムの中では一番アニソンぽい。恋愛バトルアニメ「戦×恋」の主題歌だったことが大きいんだろうな。
作曲している黒須克彦さんの作品一覧見ながら、ラブライブ!「それは僕たちの奇跡」乃木坂46「ぐるぐるカーテン」を見つけてびっくりした。これ作ってる人同じ人なの!!!???
黒須克彦 - Wikipedia

よく見てみると編曲の田中隼人さんが携わってる曲がこのアルバムの中では一番多い。
田中隼人 - Wikipedia

「Curtain raise」作曲・編曲、「for…」「ME」「ORDINARY LOVE 」編曲と合計4曲に関わっていることになります。アルバムの始まりとなるインストやアニソンタイアップ曲を全て手掛けているわけで、ここでキメようという大事な曲は田中隼人さんが担当していることが多い。田中隼人さんの経歴みると、agehasprings所属で納得した。
(agehasprings=玉井健二、ジェーン・スーなどが所属する楽曲クリエイター集団。Tomato n' Pineのプロデュースや楽曲制作を手掛けていたこともあり、ドルヲタからはクリエイティブへの信頼度が高い。)

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ジェーン・スー初作詞作品となったトマパイのLife is beautifulも田中さん作曲だった。

作詞してるSatomiさんはRUI(柴咲コウ)「月のしずく」中島美嘉の「雪の華」あたりが代表曲。柴咲コウ好きの逢田さん的には嬉しいだろうな~。



04.Lotus(作詞:逢田梨香子 作曲・編曲:市川淳)

はじめに懺悔しておくと逢田梨香子作詞曲が出ると聞いた時点で100%不安しかなかった。
「普段からラジオやイベントでも言葉が足りなくてやらかしまくっているのにホンマ大丈夫か」と。
ごめん。結局杞憂に終わったわマジごめん。そして予想を遥かに超えてめちゃくちゃいい歌でした。
逢田さんの内省的な一面を垣間見た気がして、一気に逢田梨香子の書く詩のファンになりました。
作詞へのチャレンジを勧めた人に今はただただ「ありがとうございます!」と言いたい。本人も相当難産だったと話していましたが、そりゃあそうだろうなあ。逢田梨香子の人生の物語、過去から未来への思いがきちんとアウトプットされていて、デビュー・アルバムの今だからこそ書ける特別な一曲。


www.youtube.com


作詞・作曲は逢田さんの大好きな柴咲コウの楽曲を多く手掛ける市川淳。
市川淳 - Wikipedia


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私も柴咲コウさんの楽曲が好きで学生時代からアルバム買ってよく聴いていたので、これは個人的にめちゃくちゃ嬉しい。逢田梨香子×市川淳でこんな素敵な曲が聴ける日がくるとはなあ。
アルバム後半のやなぎなぎさんといい、逢田さんが普段聴いている楽曲から、クリエイターを構成していった感じがありますね。ファンとしては逢田さんの楽曲嗜好ものぞけて嬉しい。
欲を言えば、同じ柴咲コウの楽曲クリエイターで知られるJin Nakamuraさんがめちゃくちゃ好きなので、ぜひ次回のアルバム曲では楽曲提供してほしい。(EXILEの「Ti Amo」などを手掛けた人気作曲家です)
Jin Nakamura - Wikipedia



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Jin Nakamura色が強かった頃のJiLL-Decoy associationがとても好き

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最近だと宮野真守楽曲も手掛けていましたね。



05.REMAINED(作詞:Giz’Mo (from Jam9) 作曲:ArmySlick, Giz’Mo (from Jam9) 編曲:ArmySlick)

「for…」のカップリング「コントラスト」でも登場した音楽ユニット「Jam9」が担当。
E-Girlsの「Follow Me」作曲を担当してた人たちなんですね。アップテンポテンポな曲が多いのかなと思いきや、メジャー・デビュー時にユニットが「 泣き虫ヤンキーの せつなヒップホップ」を標榜していただけあって、メロディアスでしっとりめの曲が多い。元々マイルドヤンキー層向けの楽曲を作っていた人たちが、声優アーティストというターゲットが全然違う畑で仕事してるのおもしろいな。

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06.光と雨(作詞:渡邊亜希子 作曲:木下陽介 編曲:平田祥一郎)

この軽やかなアレンジ好きだな~と思ったらハロ楽曲を数多く手掛ける名アレンジャー・平田祥一郎さんだった。キャリアがゲーム音楽から始まった人なので、人によっては「ダンレボやときメモの曲作ってた人なの?」という驚きかもしれない。
ニコニコのwikiが異様にわかりやすく丁寧にまとめられているので、熱心なファンがいるんでしょうなあ。
平田祥一郎とは (ヒラタショウイチロウとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
作詞の渡邊亜希子さんの歌詞も素敵だなと思ってたら、逢田さんの好きな「とらドラ!!」の楽曲作詞も担当しておられたのね。


渡邊亜希子さんもスマイルカンパニー所属ということで、ラブライブ周りの楽曲聴いているとほんとスマイルカンパニーに頭あがらないなと思います。



07.ME(作詞:Kanata Okajima 作曲・編曲:田中隼人)

作詞の岡嶋かな多さん、さらっとwikiに「オリコン1位の獲得は75回を越える。」って書いてるけどやばいな。ヒットチャート常連のクリエイターさんですね。Aqours「Hop? Stop? Nonstop! 」「Jump up HIGH!!」作曲、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 「Love U my friends」作詞もこの人だったのか。
岡嶋かな多 - Wikipedia

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三浦大知「EXCITE」作詞。DJ小宮有紗のおかげでこの曲を聴くとブチ上がる身体になったという余談



08.FUTURE LINE(作詞:畑亜貴 作曲:光増ハジメ 編曲:EFFY)

畑亜貴、光増ハジメという「ラブライブ!サンシャイン!!」楽曲でもおなじみのゴールデンコンビ。(「君のこころは輝いてるかい?」「未来の僕らは知ってるよ」など)
これについてはファーストEP「Principal」の時も言及されてましたね。声優アーティスト、逢田梨香子の門出を祝う、これ以上ない応援ソングだと思います。爽やかで疾走感があり、スタートダッシュにふさわしい一曲。編曲のEFFYさんもサンシャイン楽曲常連ですね。

畑亜貴 - Wikipedia
光増ハジメ - Wikipedia
EFFY - Wikipedia


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09.Dearly(作詞:六ツ見純代 作曲:本田光史郎 編曲:湯浅篤)

オタク妄想ソングとして名高いCrystal Kay「こんなに近くで…」の六ツ見純代さん作詞。
なんだか武藤彩未ちゃんのアルバムに入ってそうな雰囲気の曲だな、ちょっと懐かしいアイドル楽曲風アレンジで好きだな~というのが第一印象。アレンジ担当している湯浅篤さん、いきものがかりとかClariSとか手掛けてらっしゃるんですね、
湯浅篤 - Wikipedia

さくら学院の「マセマティカ !」「My Road」「#アオハル白書」「Merry Xmas to you」「モノクローム」も手掛けている本田さん作曲なので、これも既視感の一因なのかもしれない。さくら学院父兄なので個人的には五体投地しかない。μ'sの「KiRa-KiRa Sensation!」の人だったのね……。
本田光史郎 - Wikipedia

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10.ステラノヒカリ(作詞・作曲:ユカ 編曲:やしきん)

元みみめめMIMIのユカさん楽曲初めてちゃんと聴いたんですが素敵な曲だな~!!ライブで聴いたら絶対楽しいやつだ。
みみめめMIMIがA-Sketch所属だったこともあって、ここらへんはアミューズシナジー感じる。(逢田さんは歌手としてはDMM.comとA-Sketchの共同で設立したDMM music所属です)
やしきんさん、ボカロPから始まってアニソン楽曲制作でかなり実績がある人だった。
やしきん - Wikipedia

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11.Tiered(作詞・作曲・編曲:やなぎなぎ)

最初はやなぎなぎさん楽曲って初めて聞くな~逢田さん好きなんだなくらいだったけど、supercellの「君の知らない物語」のボーカルの人だよという事実を知ると、「ああ、あの人か」となる。一昔前のニコニコ動画でガゼル名義で活動していた方なんですね。うわー懐かしい。こんなに楽曲が作れる人だったとは知らなんだ。
やなぎなぎ - Wikipedia

君の知らない物語

君の知らない物語

  • supercell
  • ポップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes


12.ORDINARY LOVE(作詞:Satomi 作曲:青木康平 編曲:田中隼人)

青木康平さん、ここ2年くらいでアイドルへの楽曲提供を始めた方っぽい。(AKB48、STU48など)
最後にデビュー曲の「ORDINARY LOVE」で締めてくるあたり、アルバムとしての流れをめちゃくちゃ意識してるな。
田中隼人で始まり田中隼人で締め。




個人的にはサブスクの配信がない点においてはかなり厳しいなと思っている。せめて、発売から一定期間後にはサブスク解禁するとか、何らかの処置が欲しいところ。
アルバム買うのは最初から付属のDVDが観たかったりイベントに応募したいコアなファン層だけなので、それ以外の層にも聞いてもらえるようにしてほしい。今のところAqoursメンバーでメジャーデビューしている人でサブスクから聞けないの逢田さんだけなんだよな、もったいない。
(5/25追記:小林愛香さんもでした。どっちも頼む〜!!)
8/7追記:サブスク解禁されました!!以下のツイートのリンク先からどうぞ。

twitter.com

4月の中野サンプラザ公演、観られるのをとても楽しみにしていたんだけど、残念ながら中止になってしまった。
ファーストツアーがコロナ禍で全部吹っ飛ぶというのは、年単位で準備してきた本人や周りのスタッフが一番悔しかったろうと思います。
どれもいい曲だし絶対ライブでいつか聴きたい。
その日のために、このアルバムを大事に聴きながら、元気に過ごそうと思います。


全曲プレビューはこちらから↓↓↓
www.youtube.com


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