二度漬け禁止

主に趣味の話(たぶん8割アイドル)のブログです。

lyrical school ワンマンライブ「真夏の絶好球」を観た

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リリスクの夏が今年も到来、5カ月ぶりにヘッズと再会(ライブレポート / 写真48枚) - 音楽ナタリー


ライブに参加するのは当日中止になったPerfume東京ドーム公演から約6ヶ月ぶり。

ここ半年は、正直本当につらかった。
生きてはいるけど半分ゾンビみたいな感じで、自分のどっかがじんわり腐ってるのに氷舐め舐めなんとか生きてるみたいな。
日々の楽しみが失われて、心に力が入らない状態を嘆きながら仕事して寝てライブ配信なんか観て「ああーライブ行きてえな」って言いながら家で酒飲んでる。ほんとはライブハウスのクソ高いワンドリンク500円で気持ちよく酔っ払いたいんだよ、こっちはよ。無銭のくせに現場まで出張ってくんじゃねえよコロナめ。ぐちぐち言いながら日々鬱屈としながら毎日をやり過ごしてきた。

それがこの真夏の猛暑日に半年ぶりに野外ライブですよ。日々自宅のワンルームで働いて筋肉も体重も落ちてヒヨッヒヨのオタクを殺す気か。最高。
今年は夏フェスに行けなかったけど、夏フェスさながらの完全防備で炎天下の街に飛び出した。コロナよりも熱中症で殺されそうな天候だから。8月も半ばだというのに、ようやく夏が始まった気がする。

この日の最高気温は37℃。ねえ、神様ってバカなんじゃない??
地球の空調がイカれたとしか思えない日本の夏、夏フェスがあったことでギリプラスになってたのに、TIFもサマソニもない夏は、マジでクソ暑いだけ、マイナス100億点。それがリリスクの夏始まったことでもう100億点追加されたからようやく今世界の均衡が保たれた。オタクの世界救ってるからアイドルはすごい。

会場では感染対策のためセルフチケットもぎり、手指消毒と検温、席を開けて着席。私は念のため人の少ないほぼ最後列で観てました。会場となった上野恩賜公園野外ステージはどこからでも観やすい。よい会場です。西陽を避けるために観客席サイドには遮光カーテンのような日除けも取り付けられてて、お陰で会場にいる間は日陰で観ることができ、思ってたよりずっとつらくなかった。取り付けてくれた人ありがとう。あれで命を救われました。

半年ぶりのリリスクのライブを観ながら「ライブって、楽しいんだな」って。忘れかけていた当たり前を思い出させてもらえる素敵な時間でした。
みんなで好きな音楽を聴いて、身体をゆらして。この得も言われぬ一体感と高揚感。配信ライブがリアルライブとは全く異なるものなのだと改めて実感したし、なんと得難い体験なんだろうと。私はこれをまた観たい。

最近出た「HOMETENOBIRU」もめっちゃいいんですよ。女の子をエンパワーメントする歌で、アイドルが歌ってるを観たり、ヘッドホンで聴いたりするとめちゃくちゃ励まされる曲。今これをフィメールラッパーの力を借りて世に送り出すリリスク運営のセンスの良さ、ほとばしってんな〜と思います。

youtu.be

じんわり切ない曲でゆるゆると盛り上がれるのもリリスクのよさで、「Last Summer」なんかはその最たる例だなと思いました。
コールアンドレスポンスが重要になる曲はセトリから意図的に外していた感がありましたが、発声NGとなったライブでも、リリスクのライブ強度は失われることがない。それはメンバーのパフォーマンスをカバーするためにオラついた声出しを求められて盛り上がりを強制演出させられるような雑なライブのノリとは対極にあるものを、リリスクが丁寧にしっかり追い求めてきたからだと思う。その強さが今活きてるなと感じます。

youtu.be


アフターコロナで初めて特典会に参加したんですが、透明のボード越しでも推しはめちゃくちゃかわいいし、間近で会えるだけで超テンションあがるなって思いました。himeちゃんに金髪かわいいねって言ったら嬉しそうにしてて超かわいかった。好きな子に直接「かわいいね!」って言える場があることの喜びって大きいですよね。オタクは推しを褒めたいのだ。それが喜びなのだ。
早く多くの人に好きな子をHOMETENOBIRUできる機会が戻ってきますように。